なかったことにはできない幼子の死

2008/10/28

さかしたさん、このごろ日記を更新するようになりましたね、って言ってもらえるので
うれしくって、もっとがんばろうと思っています。
子どもは褒めて育てるといい。さかしたも褒めたらどんどん育ちます。横にだけど。

 昨日、あかちゃん・こどもの死を考えるセミナーに出演させてもらった。
年々参加者が増えているようなので、希望がもてる。
日本は、幼い子どもの死は「なかった」ことにしてきた歴史的背景があるので
現代も、目を背けたり、触れてはいけないと考える風潮が根強い。

江戸時代には、7歳までは当時の戸籍(人別改)にも載せなかったというし、
「七歳までは神の子」と言われていた。
なぜだろう?
栄養も、衛生も、医療も不十分ななか、子どもはたくさん亡くなっていた。
親は貧しく、泣いて過ごすわけにいかない。
しかし、悲しい気持ちは、いまも昔も変わらないはずだ。
そんな親の事情を考え、子どもの死は悲しまなくてもいいこととしてしまったのだろう。
周りも触れないようにしてきたのだろう。

その名残が現代にも受け継がれている。
子どもを失った場合だけ、呼び名が付かないのだ。
夫を失うと、未亡人という。
妻を失うと、やもめという。
親を失うと、孤児という。
子どもを失っても、べつにない。

心なく触れることはいけないが、
亡くなった子どものことには、触れてくれるとうれしいし、
語りあってくれると慰められるし、
覚えていてくれると支えられる。
なかったことにだけは、したくない。