涙して聴いてくれた
2013/05/16 京都グリーフケア協会というところで講師をしている
そこに、新たに介護・福祉コースができ
きょうは初めての授業を行った。
当初、担当が決まったとき
私に介護は、さっぱりワカラナイ〜
いまだに両親の(過)保護下にいるんだから
なんて思っていた。
ところが今年になって
あれよ、あれよ、というまに
介護の真っ只中に立つことに。
いいえ、立ち尽くすことに。
きょう、母はデイサービス、父はヘルパーさんの御世話になり
私は職場へ。
淡々と開始したはずの授業が
やっぱり、途中から
「いま私自身が、皆さんのような専門職の方々に
どれほど御世話になり、助けられ、護られ、救われているか」
という打ち明け話を、切々としてしまう・・・
涙しながら聴いてくれた受講者がいた。
温かく優しかった。
思えば、私がものを語り、人が涙するというのは
あゆみのこと以外で経験がない。
しかも最近は、人を泣かせるほどあゆみを語ることがない。
医療職も大好きだけれど
介護・福祉職は、もっと好きかなー
世の中、どんどん便利になり
物が開発され、薬が開発されても
避けようのないのが、老い。
そして認知症。
人が人を支える営みは
今も、昔も、変わらないように思う。
「人の手」でしか支えられない暮らしや、いのちが
この先も、ずっと、変わらずあるように思える。