私には想像がつかない育ち方

2019/11/13

昨日の、子どもが生きているだけで、は私の本音で

命の危機に直面して、治療が上手くいったら、もう、もう、

毎日いてくれたら、それでよく、

これが度を越したら、

何もしなくてもいいから、ということにもなってしまう。

 

じゃあ、子ども本人は、どう思うだろう?

何もしなくていい、なんて、きっと思わないだろうし

何もしないことに、満足はできないだろう。

 

とにかく私には、想像がつかないんだ。

病気が良くなったあゆみと、生きていく生活が。

喉もと過ぎたら、という言葉があるが

快復したら、ごく普通の暮らし、したのだろうか?

 

遺族には、生きている子の健康状態を、ものすごく気にする人が多い。

この子も失うんじゃないか、という不安がついて回って。

そのことから察するに、

病気が治った子に対しては、さらに過剰になり

いつまた再発するか、と怯えながら、囚われながら

過干渉になって、子どもの自由を奪ったりもしたりして?

 

あるいは、過保護や、甘やかしから、

手のつけようのない我がままま大人に育つ

ということだって、あるのかも?

 

だから、やっぱり、

生きられる命を、人のためにも役立てることを考えて

目標を立てたり、その目標を達成したり

そんな生き方を、自らする人になるなんて

やっぱり、ものすごく、すごいと思う。