次は親が死んでしまうと考える子たち

2019/12/25

きょう訪ねたお子さんを亡くされたお家でも
きょうだいのことで悩んでおられた。

亡くなった子のきょうだいが、「次は親が死んでしまう」
と考える場合と
「次は自分が死んでしまう」
と考える場合があり、
そのお宅と、わが家(ダイキ)は、「親が死んでしまう」
と思い込んでいた。

そういう思考、子どもの特徴で
不安を示すたびに、「死なないよ」「だいじょうぶ」
と繰り返し伝えることが必要だ。

ここで、言葉の返し方の、大人の特徴がわかった。
何度も不安を示す子どもに対し、
1度目はこう言い、2度目はこう言い、3度目はこう言い
もう説明のつけようがない~となる。

大人の思考では、この説明では納得できないんだな、
と判断し、次は別の角度から説明にあたる。
その次は、さらに別の角度から説明にあたる。
どうしてわかってくれないのだろう?と思う。

子どもは、そうではなくて
何度でも、同じ返し方でいいのだ。
親からの、安心できる言葉で、その都度安心し
また同じことを言ってくれたら、また安心し、
毎回、ちゃんと受け止めていけば、
徐々に不安から脱却できる。

ところが、ダイキのように、
不安を言わず、大きくなるまで抱え持った子が
なかなか大変。

言いにくい空気が、私にはあったのかなあ・・・
と今でも考える。
親に、何を打ち明けても大丈夫、という家庭内の空気
本当に大事だと思う。