命日の花を求めて商店街へ

2020/04/08

母の七回忌。

コロナのため、身内の誰も呼ばなかった。

花が好きだったので、きょうは駅のほうまで買いに行くと

花屋さんが閉店していた。倒産らしい。

コロナで花屋さんも大変、と聞いていたが・・・

 

ほかに花屋は、、、あ!

私が大学生になったとき、初めてバイトをした八百屋

のお隣は花屋さんだった。

まだ、やってるかな?

 

行ってみると、やっていた!

八百屋はなくなっていた。

向いにあった果物屋も、なくなっていた。

筋向いにあった魚屋も、なくなっていた。

あんなに活気に満ちていた商店街が

すっかり様変わりしていた。

 

高校を卒業しても、アルバイトにいい顔しなかった親を

どうにか説き伏せたのが、ここにあった八百屋。

八百屋は大変だった。おつりの計算が。

もやし25円が、くせものだった。

客のおばちゃんのほうが、暗算、早い早い。

謝ってばっかだった。

 

バイト初日に、店に出たとき

「いらっしゃいませ」と言ったら

「なんか、それ、気い抜けるなあ。まいど!にして」

と旦那さんに言われたなー

 

この店で、私は関西弁の特徴をつかんだ。

「気」は、気い。「手」は、手え。

食べ物に、よく「さん」が付く。

お芋さん、お豆さん。

「ちゃん」まで付いてくるのが

飴ちゃん。