悲嘆~喪の作業に向けていくことで

2020/05/19

新学期がそろそろ始まるので、きょうは授業の準備。

いろんな解説を読んでいて、

これ、わかりやすい!と思う一節を見つけた。

(効果が、どうではなく、飽くまでわかりやすさ。)

 

欧米では、grief(日本語で悲嘆)は心の中にある悲しみで、

mourning(日本語で喪)は外に表現・表出される悲しみのかたち

をさし、

「悲嘆」を「喪」に変えていくことで、喪の過程が進むと言われている。

 

と示され、さらに、「喪の作業」を具体的に挙げている。

 

泣く、祈る、心を許せる人に話をする、故人に宛てた手紙を書く、

お墓参りをする、同じ体験をした遺族の「わかちあいの会」に参加する等。

(Neimeyer)

 

おー、「わかちあいの会」を入れてくれている。

当会の活動の柱は、この、「わかちあい」。

今月は、「コロナ」のためZoomになっているけれど。

そして、故人(亡くなった子)に宛てた手紙というのも

「わかちあい」の日に、みんなで書いたことがある。

 

けれども

いまだ実行できないまま、ずっと思案しているのが

亡くなった子からの手紙を受け取る(書く)こと。

これは、当会では、なかなかハードルが高い・・・

 

この取り組みができて、ようやく、

会として十分成熟したね

と言えるのかもしれない。