あゆみの匂いをクンクン嗅いだ

2020/05/20

「コロナ」を、少しでも前向きにとらえようと

空いた時間で、大掃除、続行中。

 

リビングの端のほうは、何年も触れたことのない

空けるのコワイような箱など積んであり

おそるおそる紐解いていくと

あ!こんなところに。なんでやろ?

 

あゆみの、お風呂上がりのバスタオル。

赤ちゃん用なので、ふわふわ柔らかいの。

最後は、病院のベッドに敷いてあげた。

 

自分の物に触れていると、安らぐかな?

という思いと、

これに気付いて、目を覚まして!

という思いで。

 

そんな大事なものを

なんで部屋の隅っこに追いやっていた??

あー!

亡くなってから、ダンナが枕に敷くようになり

まあ仕方ない、と貸してあげていたら

可愛い模様が、擦り切れていったので

もうだめ!と取り上げて・・・

ああ、あのとき、隠した隠した。

 

ごめんよー

ゴミみたいに何年間も。

 

きょうは天気も良く、洗って干したら

模様は擦り切れているものの、ふかふかに。

 

匂ってみた。

 

えーーーっ!

あゆみの匂い。

くんくんくんくん嗅いでみた。

 

ああ、そうか。

あゆみは、いつも

洗濯したての、いい香りだったからだ。

毎日お世話、一生けんめい、してたもん。