隣のおばあちゃんの子育て術すごい

2020/12/05

最近気づいた「落ち込んだ気分」の持ち上げ方のヘタさ。

子どもを亡くしているから、なのかと思っていたが、

どうも、それだけではなく

もともと落ち込みやすかった気がする。

 

で、最近読んだ解説で、そうか!と思った。

子どもの頃、落ち込むようなことがあったとき

なだめてくれたり、励ましてくれたり、気分が変わるように

きっかけを与えてくれる人が身近にいたか、どうか?

 

ふつう、母親だ。

ところが私の母、「落ち込む」がワカラナイ。

落ち込んでいる娘に対しても

え?なんで?と思うだけ。

だから、なだめるも、励ますも、ナイ。

そういう親の子は、自分でどうにかするしかない。

(このあとのことは、ちょっと飛ばして)

 

隣の家のおばあちゃん、すごい人。

子どもの頃は、不思議でならず、ちょっとおかしい?

と思ったりした。

柱やテーブルの角と、喧嘩するのだ。

 

隣の家には同い年くらいの女の子がいた。

一緒にふざけていて、その子が柱にぶつかって大泣きしたりすると

おばあちゃん現れて、泣く子のおでこをさすりながら

柱に向かって「お前か!こら!痛いやんか」

と怒りながら、柱をペンペン叩く。

そして「怒っといたから。もう許したろか?」と言い

子どもは「うん」とうなづく。涙も止まる。

 

なだめてもらったことのない私には、その光景

滑稽でしかなく、ちょっとおかしい?と思っていたが

大人になって、このおばあちゃんに感銘を受ける。

 

私はよく日記に書く「他人のひっかかる言葉」なんかも

私の母には、一切ナイ。

ひっかからない。

良いようにしか受け取らない。

つまり言葉どおりに受け取る。

 

そういう気持ちの揺れのない人は

本人は生きやすいかもしれないが

子は、そうはいかず、

生きにくくなった面、多分にあるぞ。

(つづく)