亡くなり方で立場を分けることがある

2021/10/15

大きいお子さんを亡くされた方のことで

相談を受けた。

ご本人は、身動きがとれない模様。

大きくても、小さくても、子どもを亡くすことは

ほかの誰を亡くすのとも異なるつらさに直面する。

 

そのうえで、大きくなるほど

小さい子にはない亡くなり方もでてくる。

その1つが交通事故。

交通事故にも、遺される親には3つの立場がある。

 

お子さんが、被害として亡くなること。

これは何才の子どもにも起こり得る。

 

大きくなると

お子さん自身の運転ミスによって亡くなることがある。

交通事故であっても犯人や加害者が存在しない。

 

あと1つの立場は

お子さんが加害者の立場で亡くなること。

この場合、家族は本当に大変だと思う。

つらさの比較ではなく

つらさを支え合う「わかちあい」にも参加しづらい。

 

むしろ、参加してほしいと思う。

子どもは、どういう亡くなり方をしても、親はつらい。

つらさの拒絶はあってはならないし

「ここだけは安心」という場が必要。

 

死因を限定していない限り

どの遺族会も、「安心して参加してください」

と保証してくれるような会であってほしい。