「それ一番言っちゃだめ」と書かれていた

2022/06/21

NHKの「ちむどんどん」毎日見ている。

少し前の放送で、

あーー、と思った場面があった。

まあ、分かり合えたのだから、いっか、

と私は思ったのだけれど、この場面のこと

ネットでは炎上していたらしい。

 

1男3女の兄妹がいて

末っ子は体が弱い。

原因不明の熱が出て

学校もよく休んだし、就職しても退職に追い込まれ

「何で私だけ!死んでしまったほうがいい」

と泣いたとき、

普段は穏やかな母が、手を振り上げてから

言ったその言葉が、問題に。

 

「歌子だけじゃないんだよ。

賢秀も良子も暢子も、うまくいかないことがある」後略

 

そう言って、母は娘を抱きしめたが

私は、黙って抱きしめてほしかったなあ

と思った。

ぎゅーーっと抱きしめてくれたら。

 

ネットの批判は

辛いのはみんな同じ、という慰め方はいかがなものか

兄、姉たちの悩みに比べて、病気のほうはかなり重大

不幸はいつも主観的なもので、比較してはだめ

みんな辛くても乗り越えている、と言われて、乗り越えていない自分が余計に嫌になる

それ一番言っちゃダメな言葉

ぜんぜんいい話になっていない

 

等、どの意見も、なるほどー、と思った。

死にたいほどつらい境地に立ったことがある人が

いかに多いか、とも思えた。

 

そして、もしかしたら・・・

死ぬほどつらい思いをした私たちは

人の理解の眼差しのなかに身を置いていたときが

私たち自身が気づいていた以上に、

実は、もっとあったのかも・・・

 

そう思うと希望がもてる。

 

言われた言葉は、

突き刺さった時ほど、記憶に残る。

でも

言われなかった言葉(相手の思い)は

どうしても受け取りにくく

もっと敏感になりたいと思った。