してもしなくても後悔のない親はいない

2022/06/20

ムロツヨシさんの特集番組、録画していたのを見た。

幼少期に、お母さんも、お父さんも、いなくなり

親戚の家で育ったのだそう。

それから現在に至るまで

お母さんにも、お父さんにも、会っていなくて

「会わない後悔よりも、会う後悔」を考え

会わない、を選んだという。

 

この考え方は、あまり聞かない。

よーく、よーく、考えてのことだろう。

 

よく聞くのは「しないで後悔するよりは」のほう。

そう思って、「する」を選び

選んで決めたことなので、したことに対して

後悔しないよう心がける、というもの。

 

子どもを亡くした親だけでなく

遺族はみんな、後悔をする。

そのほとんどが、

もっと~~してあげればよかった

あのとき~~していれば

というもので、

こうした後悔がない人は、ほとんどいない。

 

ムロさんの話を聴きながら

あ、「した」ことへの後悔も、

そういえば聞くなあ、と思い返した。

例えば

薬を変えたこと

病院を変えたこと

 

でも、

薬を変えて貰わなかったこと

病院を変えなかったこと

のほうも聞く。

 

逆をしていれば、亡くならなかったのだろうか?

 

多くの場合

どうしたって後悔は避けようがない

ということなのかもしれないし

私は、親の「後悔」の話は、いつも

愛に満ちている、と思う。