どうしても会いたくて私も専門家を頼った
2022/08/13「もし、楽になることがあるとしたら、
娘(息子)の言葉しかないと思っています。
こんな私はどう考えれば良いのでしょうか?」
というお問い合わせの、つづき。
亡くなったお子さんの気持ちを、
ご自身で、「おそらくは」と考えられる方は
それが正解なのだと私は思っているのだけれど
そういうことが難しい方のために
子どもの声が聞える人を、探そうと思ったことがある。
「何人もあたって、本物に出会えました!」
と言うお母さんはいるから。
そういう特殊能力をもつ人に、来てもらって
子どもの声が聞きたいと思う親だけ集まるのも
いいんじゃないか?
でも、いくつか心配が持ち上がる。
偽物でなくても、上手くいかない場合があるのでは?
以前、「会えた!」という人がいたので
私も、その退行催眠をしているクリニックに行ったが
まったく会えなかった。
先生との相性なのか?結果に個人差があって
しかもその医者、催眠にかからない私に
冷たい態度を向けたらから、泣きそうになった。
あんなことは起きないにしても
会える・会えない、聞ける・聞けないの
「個人差」があるだけでも、つらいなあ。
それから
ちゃんと聞けたとしても、
親が、多分こうなんじゃないか?
と思っていることと
ぜんぜん違うことを言われるのも、どうかと思うし
もっともつらいのは
「聞かなきゃ良かった」と親が思うことになること。
つらい状況の人が、さらにつらくなっては
本末転倒だから。
やっぱり、亡くなった子どもに対しては
親が、考えたり、感じたりすること以上のことを
他人に言われないほうがいい。
生きているうちは、
いくら親でも、わが子でも、
専門家のほうが正しい場合がよくあるけれど
亡くなった子に関しては、
もはや、すべて親の領域に思える。