お盆には普段考えないようなことも考える

2022/08/12

お盆になると、みなさん、いつもにも増して

淋しくなったり、涙が出やすくなったりする。

戻ってきているはずなのに? 姿が見えないから??

 

ご主人を亡くされて、ほかに家族はなく

一人になられた女性が、

お盆だから、お仏壇に話しかけていたら、涙が止まらない

と嘆かれたので

私は、最愛の人と話をして流れる涙はいい涙だから

お話し、やめなくていいと思う

と返信した。

 

そしたら、

泣いているけれど、ほっとすることもできる

と返事があった。

 

よかった。

いい涙、よくない涙、があるとしたら

大切な人を想うと流れる涙は、

いい涙に決まっている。

だって、成分がいいものなんだから。

 

いっぱいお話しして、お返事もらってね~

とも書いた。

 

そのあと、

お子さんを亡くされたお母さんから

昨日の日記のことで、尋ねられた。

「それぞれが少しでも楽になることを

ご本人が考えていくのが、いいと思った。」

と書いたが、

楽になることが、まだまだ難しい人はたくさん存在する。

 

理由が、子どもが亡くなったから、だけでなく

その子が、相当苦しい闘病を経て亡くなっていると

親は、長きにわたり、本当に大変。

とりわけ、治療内容や療養環境をめぐり

子どもの希望どおりに運ばなかった場合には。

 

よく「お子さんはお母さんにありがとう、と思ってますよ」

と親に向かってかける言葉があるが

これ聞いて、「はい、そうですか」と

気が変わる親は少ないだろう。

 

「あなた見てきたの?」

と言い返す親も少ないけれど

じゃあ、どうすればいいのだろう。

 

そう、「お話しして、お返事もらってね」で

お子さんからお返事がもらえたらいいのだけれど・・・

 

どうしたら、子どもの気持ちを知ることができるのか?

ずっと考えている。

やっぱり、もう、頼るしかないか?

本当に見えて、聞える人に。

 

そういう人は、実際にいるらしい。

でも、偽物もいるらしい。

ここらで本腰入れて、本物を探してみようか!

という気にさえなる。

親のつらさが、こんなにも長く続くなら。

(つづく)