親を和ませたり自分のせいにしたりする

2022/12/27

昨日、親の離婚のことを書いたが

離婚は、

して良かった家庭もあり、

しなくて良かった家庭もあるので、

離婚そのものの是非は言えないものだが

子どもの声は、もっと聴かなければ、と思った。

 

ここには、きょうだいを亡くした子ども

とも共通する要点がある。

 

1つ目は、

場を和ませようと、頑張る

 

深刻な表情の親を、笑顔にしたくて、

自分にできることを精一杯考える。そして

面白いことをしたり、いい子でいたりし、

親の顔色を見るようになる。

 

2つ目は、

自分のせいで起きた、と思いがちである。

 

何でこんなことに!?!

と思う重大なことが起きたとき、

子どもだって、その原因を考える。

でも、子どもの思考では理解が及びにくく、しかも

子どもは、ほとんど情報を共有できていない。

そのため

限られた範囲の思考で、府に落とそうとするから。

 

体験者である二十歳の学生の話によると、

幼い頃、突然母が家を出て行き、

起きたことが理解できず、

自分のせいかもしれないと苦しんだ。

言うこときかなかったから?とか。

現在は、母とも父とも交流がもてており

母が家を出た理由を知ったが

「あのとき」に知らせてほしかった、と言う。

 

グリーフケアと同じ理屈だと思う。

子どもにも情報が必要。

子どもだから、わからないだろう、とか

子どもが不安にならないように、とか

子どものため、を理由とする大人の判断で

「小さいうち」につらい思いをする子どもがいる。

 

時間というのは

小さいうち、ほど、進むのが遅いことを

忘れないでおきたい。