子どもの「イタイ」にどう共感するか

2023/01/15

子どものころ手術した人の話を聴いて、

いろいろ考えた。

手術後、麻酔が切れたとき、痛い。

あれはもの凄く痛い。

 

看護師は、たびたび病室を訪ねてくれた。

そして、「痛くない?」

と尋ねてくれたという。

 

子どもは、この言葉で何を思うか?

 

気にかけてくれている、とは思うものの、

「もっと痛くなるんだろうか」

とも思うらしい。

この程度では済まないのか?と想像し。

不安だっただろな。

 

「痛いね」「痛いよね」

のほうがいいそうだ。

今の状態に共感してくれるほうが。

 

大人だったら、

もしかしたら、そう言われて、

あんたが手術受けたわけじゃないし

別に痛くもないのに「痛いね」って、何?

とか思うだろうか?

 

そんなこと思わないだろう。

余程とがっていなければ。

大人も「痛いね」「痛いですよね」

でいいと思う。。

 

じゃあ、あの「痛いの痛いの飛んでいけー」

はどうなんだろう?

痛いことは、認めている。

が、いきなり飛ばして

痛くなくなったことにしてしまってるやん。

 

共感の域ではないな、一瞬では。

てっとり早すぎる。

 

あれは、子どもが喜ぶからしてきたんじやなく、

忙しい大人都合のオマジナイだね。

けむにまかれる子どもは多いけど。

 

あ、思い出した。

「飛んでいけー」やっても、泣いてて、

「イタイよーー 飛んでいかない!」

と言ってる子、見たことある。

正しいと思う。

 

しまいに親が、

「もう飛んでった」と断言してたけど。

オシマイ!とか。