何もせず一つだけすることにした

2025/03/16

大学で始めたアメフトで

相手チームとぶつかって首を骨折、

一生寝たきり

と宣告された青年の記事を読んだ。

 

それでも、

過酷なリハビリを地道に続けて

座れるところまで回復した。

寝ているのと、座れるのでは

生活が随分違ってくるだろう。

車いすで出かけることかできる。

 

驚くことに、

事故から17年経った今も、

彼は立って歩くことを目指しており

リハビリは続いている。

 

何度も折れそうになる心の保ち方を

意外な方法で教えてくれた。

不安は、抑えようとすると強くなる

と知った彼は、

したいことを1つすることにした。

 

したくてできることも限られる

と思うが、考えてみると、

どんな状況であっても

1つをすること、

1つを叶えることは

可能かもしれない。

 

その1つが、歩くことなんだよ!

と言ってしまえば、

そこまでだが、

もっと、ずっと、手前の、

手に入りそうな「したい」を考えるのは、

生きる知恵だなあ。

 

この人にとっては

漢字検定を受けることだった。

握れないえんぴつを手に括ってもらい

取り組んだという。

 

遺族の道のりと、

リハビリの道のりは

同じではないけれど

辛くて何も出来なくなったとしても

1つしよう

と考えることは大事だと思った。

 

1つだけ叶えるなら、

あの子に会えること

みたいな最難関の希望を挙げたり

それ以外はいらない

みたいに高い理想を掲げていてもなあ

と当時の我が身を振り返った。

 

なんも作る気しなくて

弁当買って帰ってきたけど

味噌汁だけ作ろう。

野菜は入れておこう。