誰かを介して亡くなった子と繋がる
2025/03/28録画しておいたドラマ「水平線のうた」を見た。
子どもを亡くした親の話、と聞いていて
見たら奥さんもだった。震災で。
残された夫、父親は、
会社を辞めてタクシー運転手になっている。
タクシーには
亡くなった人が乗ってくることがある
という噂を聞き、妻と娘に会いたくて。
でも、いっこうに乗ってきてくれない。
そんななか、生意気な女子高生を乗せた。
この子の乗車が彼の運命を変える。
まともに会話もしない女子高生だが
ある曲をハミングしていた。
その曲は、妻と娘が、亡くなる直前まで
ピアノと歌の練習をしていた曲。
彼は、ずっとこの曲が何の曲なのか知りたかった。
女子高生に導かれ、大船渡という被災地に行くと
妻の筆跡の楽譜が流れ着いていた。
作曲者は妻だった。
その曲で、演奏会を開くまでに発展していく。
私にとって、このドラマの一番の見どころは
亡くなった人と繋がるいことができる、
ということだった。
タクシーに乗った女子高生は
自分は導かれたと言っている。
彼女の場合は霊感もあるようだが
霊感のある、なしは、関係ないように思う。
亡くなった人は、遺族と繋がることが
直接ができなかったとしても
伝えたいことがあれば
あるいは存在自体を伝えたければ
誰かを介して、知らせてくるようだ。
私が「小さないのち」を作ることができた
最初に出会ったお母さんが言っていた。
「亡くなった子が引き合わせてくれた」と。
実際は、よその遺族会の運営者たちが
2人の間に何人もかかわっていて
その人たちを介して出会うのだけれど、
そういう人たちが、
このドラマの女子高生のような役割を
担ってくれたように思う。
霊感のない者にとっては
すべては独自の解釈なのだけど、
私は、お母さんお父さんたちの解釈は
すべて正しいと思っている。
両親以上の正解を導き出せる人は
存在しないだろう。