体も歯も大事に暮らすようになった

2021/10/12

いま自分と接点のある医療従事者のなかで、

一番やさしく思えるのは、歯科衛生士さん。

痛いところがなければ行かなかった歯医者さんで

定期的にクリーニングだけの予約が入るようになり

予約したからには、行く。

 

おかげで歯磨きの仕方も変わったので

何年も虫歯になっていない。

 

私のあごがおかしいことを指摘してくれたのもこの方で

あごの治療には大病院に行っているが

定期健診(クリーニング)だけの予約日を迎えた。

 

どうですか?と尋ねられ

あごは、むしろ悪くなっているので

こんどは穿刺(せんし)をすると言ったら

その人の表情がくもり、私はドキッ!

 

やっぱり痛い治療なんだ~と直感。

(顔に針を刺すのだから痛いのだろうけれど)

でも、そうではなく

「ごめんなさい」と言われ

え、なんで??

 

「私が早くに気付けば、もっと軽い治療に収まったかもしれない」

とおっしゃるので、

そんなこと、ぜんぜん考えたことない、と否定するが

もう一度謝られた。

かなり使命感をもっておられるのだな。

 

この方の優しさは、

処置の丁寧さだけでなく、

両手で顔を包み込む、手の優しさから伝わる。

 

両手でしたり、手に手を添えると

心もこめていることが伝わる。

大そうな言葉など出てこなくても。

 

歯の定期健診に行くようになって、思うのは

自分が普通の人になった感じがすること。

歯どころか、体のことさえ考えない時期があった。

つまり健康的に暮らしていくことを。

 

子どもを亡くした親は、

最低、必ず年に1度、

健康診断を受けたほうがいい。

体調の異変に気付きにくいから。

 

何が大事で、どう生きるか?

みたいな深いことは、考えられなくてもいいから

必ず、行く、と決めて行くのがいい。