普通は無理なところを生きている

2021/11/02

よその大学からゲストに招いていただき

私の前のゲストのVTRを観て、言葉失った。

 

小学校低学年のとき、事故で両目と両手をなくされた。

目が見えなければ、指で点字を読むが

指もなければ、、、

そのかたは、唇で点字を読む。

 

ものすごく苦労されてきたが

すごく明るい。

結婚もされていて

結婚してよかったことを、質問されていたが

「頼ってくれること」

と、少し想定外の回答。

理由を聞いて、納得した。

 

障害者は、人に頼ることが多く

人も、助けようとしてくれる

でも、自分が人から頼りにされると

とても喜びを感じる

というようなことを仰っていた。

 

私の回は、こんなたくましい話ではないけれど・・・

と思って揺らいだが、

この方には、もう大人だが2人お子さんがいる。

その子たちが、ご自身のように事故にあって

もし死んでしまったら、

自分は生きていられなかったと思う

と言われたとき、思った。

 

これだけの試練や苦難を超えた人でも

わが子の死だけは、越えられそうにないと

認識されている。

 

私や、私が出会った親たちは

外見的には普通の人。

でも内側には

生きていくことが難しいくらいの辛さを

抱え持って生きている人ばかり。

 

生きている、

そのことがすごいこと、

と改めて思った。私も。