もっとも理解が得られにくいことかもしれない
2011/11/09 このところ授業では
困難の多い家庭について考えを深めている。
要点を押さえながら、しかし
決して偏見はもたず
決めつけは、ぜったいにだめ
という話をしたりした。
きょうその帰り道、駅でトイレに入った。
出る時、先ほどトイレの掃除をしていた年配女性が
入り口のところに立ち
「申し訳ないけど、だめです」
と男性に向かって言っていた。
私は、言葉の意味も、ことの経緯もわからず通り過ぎた。
何を断ったのだろう?
すれ違いざまに、男性の顔をちらっと見て
あっ、と思った。
その背の高い人、掃除の女性に、
苦笑いのような表情で、頭を下げ
男性トイレに入って行った。
たぶん大学生。
ダイキと同じ年くらい。
つらいかも・・・
でも、今はまだ、なかなか難しいかもしれない。
心のなかで、その背の高い「女性」に、
これからも屈せず努力を重ねてほしいと思った。
いつの日か、ふつうに女性トイレが使用できるように。