子どもに責められたほうが生きやすい(?)

2024/03/01

一昨日書いた、お母さんとまた話した。

お子さんに病気の告知はできないまま

見送ったかた。

 

亡くなったお子さんの気持ちがわかる

という特殊な能力を持つ人と会ったとし、

親を喜ばせるようなものわかりのいいこと言われたら、

「うちの娘はそんなこと言わな~い」

とすぐわかるという話を前回したが

じゃあ、

「治らないことを知らせなかったママを

責めるようなこと言われたらどうする?」

と尋ねてみた。

 

そしたら、

「そのほうがいい」と言う。

 

私は、この意味がすぐ受け取れず

考えを巡らせた。

 

辛辣な内容だったとしても

本当にお子さんの声が聞けたことが嬉しい??

実際は、それにとどまらない理由だった。

 

「責められたり、怒られたりしたら、

この先も生きていく理由ができる」。

 

言葉を失った・・・

子どもだけを逝かせ

親がただ生きていくことは、辛い。

ただ生きていくとは、

その後の暮らしが、平穏で安泰であったりすること。

 

償うことも、生きていく理由になり得る。

そのために時間を費やし、命を費やすことで。

そうか、少しわかりやすくなった。

 

ところで・・・

何に対して、何をして償えばいいのだろう。

ここが見えにくく、むずかしい。