神様にお願いしても帰って来れないなら

2024/09/14

一昨日の日記に、

作者がわからないままお子さんを亡くされた方の

エッセイを引用させてもらった。

このときは、

1番の願いは叶わないから2番の願いを

という発想に惹かれたのだが

一昨日「中略」した箇所も考えてみたい。

 

願いはひとつ。その人が生き返ること。

しかし、いくら神様にお願いしても

その人は帰ってこない。

どうしたらいいか。

(中略)

 

どうしたらいいか?と問われて、私も考えた。

当時の私は、

帰ってこれないなら、取り返しに行く

という考えで

産めば、その子はあゆみに違いない

といった妄想に取りつかれていた。

 

あれは30代だったからだ・・・

結局のところ、あゆみではない子さえ

授かることはなかったのだけど

50代、60代で子どもを亡くしていたら

そういう発想に傾くはずもなく

私は何を考えただろう・・・

 

エッセイの作者は、こう書いている。

どうしたらいいか。

神様を恨めばいいか

気が狂えばいいか

命を絶ってしまえばいいか

 

ほんと、どれも思うことだ。

さらに、各問いに自答している。

 

神様を恨めばいいか・・・いいえ。

心の闇を増やすだけ。

気が狂えばいいか・・・いいえ。

生活の苦労を増やすだけ。

命を絶ってしまえばいいか・・・いいえ。

悲しみをさらに広げるだけ。

 

こうして見れば

「問い」のほうは、全員に共通しているようで

「答え」のほうは、

おそらく十人十色ではないだろうか。

 

私は、人を恨むと生活がややこしくなるから

神様を恨んでおくのが、都合いい

くらいに思ってた~