たった一文字で意味を変えるのが日本語
2024/12/10日本語は、たった一文字で意味を変える
と、授業でよく話す。
あゆみが救急で運ばれたあと
最初の説明で
「出来るだけのことはします」
と言われたことが、とても嫌だった。
「は」であるだけで。
助詞の「は」は、限定を示す格助詞。
消極的に伝える働きをもつ。
消極的に治療にあたられたら嫌だ!
ってことになる。
少なくとも最初の説明では
何とか助けようと熱意がほしい。
といっても、これは
窮地に追い込まれたときの反応で、
日常では気にならないようなことだが
一文字で回答が変わってしまうことを
中学生のテストが示した。
SNSで評判になった生徒と先生。
先生は、テストの問題を
「有機物の定義と述べよ」とした。
すると解答欄にはこう書かれた。
「有機物の定義」
一瞬、え??となったが、
正しい。合ってる。
有機物の定義を
と書かなかった先生、
この回答に〇をくれている。
さらに、
赤ペンで「ゴメン!」と。
自分のミスを認める先生、潔い。
ほんと日本語は複雑だ。