まさか無罪になると思わなかった事件

2024/12/15

4年前、猪苗代湖で浮かんでいた親子に

プレジャーボートが突っ込む事故があった。

8才の男の子は亡くなり、

お母さんは両足を切断する悲惨な事故。

控訴していた被告人に、きょう無罪の判決が出た。

信じられない思いに愕然。

 

よく、子どもの事故では

親が目を離さなければ、といった

親への批判もあるが、

一緒にいて避けられなかった事故、

というか、これは事件だと感じていた。

 

加害者に反省の色が伺えないことも

印象に残っている。

「最後に抱き締めたかったが動けなかった」

というお母さんの言葉も残っている。

お葬式にも参列できていない。

 

事故から2年後のインタビューでは

驚くことに、このご家族に対する誹謗中傷も

インターネット上では起きていたらしい。

その後も続いたのだろうか・・・

どんな事故・事件でも、

被害者がひどい言葉を浴びせられること

こういう二次的被害も、避けようがない。

 

お父さんは、精神科に通うようになり

裁判にも出て来れなくなって

お父さんの意見陳述は代理人が代読した。

「我々は、生涯一番の怒りと

それよりも深い悲しみを受けました。

被告人に対して出来る限り最大の刑を与えていただき、

誠心誠意、罪を償ってほしいと思います。」

 

という言葉だったのに、無罪に。

ご両親、この先生きていくことが

さらに苦しくなるのではないだろうか。