消しゴムの気持ちは消しゴムに聞くしかない

2024/12/26

知人の娘さんが、お子さんのことで悩んでいる。

そのお子さん(お孫さん)は、小学1年生で、

学校でつらい目にあっているらしい。

 

いろいろなことがあって、

娘さんは担任の先生に相談に行った。

でも先生、本気では向き合ってくれない。

 

ある時は、消しゴムが窓の外に置かれていた。

隠されたのだろう。

娘さんは、たまらず、言った。

「じゃ先生、何でそんなところにあるんでしょう」

 

先生は言った。

「さあ、何ででしょうね。

消しゴムに聞いてみないとわからないですね」

 

話を聞いていた私は、急に悲しくなった。

子どもに向けて言うような物言いで

大人に返す人、いる。

本人にとって深刻な状況であれば

ふざけるな!と言いたいところだ。

 

いや、何歳の子に対してでも同じだろう。

消しゴムに足がないことは

3歳の子でも、2歳の子でも、知っている。

大人なら、ふざけるな!と腹を立てるが、

子どもなら、

自分が大事にされていないことを知って

とても淋しくなるかもしれない。

 

私も涙が出そうになったとき

知人は語気を強めた。

「今度その消しゴム持って行って

先生、消しゴムに聞いてください、

って言ってやれ!て娘に言ったわ」

と言って笑った。

 

私、涙目で吹き出してしまう。

この話、笑う話と違うよね?

ここは笑うとこやったん??

わかりにくい~

関西人のオチは。