「どんな時も娘の味方でいたいのが母親」

2025/05/08

朝から、また泣いたー

「あんぱん」というドラマを見るようになり

今朝は、ずっと好きだった人の出征前。

 

互いに打ち明けられないまま、前日となり

もうこのまま別れてしまうのか・・

と思っていたら、

里帰りする彼を追って、

「きっと、絶対に、帰って来て!」と言う。

 

「きっと」よりも強い思いを示す言葉は

「絶対」なんだあ、と思っていたところに

彼女の母親も追ってきた。

この母がすごい。

 

着替えを入れてきた風呂敷包みを渡し、

「今夜は帰らなくていい」と送り出す。

ここで思い出した。

 

私は、ドラマのシーンに目頭が熱くなっていたが

涙がぼろぼろこぼれたのは

実際に出会ったお母さんを思い出したから。

 

治らない病気をもつ女の子が思春期を迎え

病状が悪化していくなか

彼女は延命治療を拒絶した。

最期まで普通に暮らしたいと。

 

お父さんは「そんなこと言わないで」

と説得を重ねたが

本人の意向は尊重された。

 

のちにお母さんにお会いしたとき

言われたことが、ずっと残っている。

「どんな時も娘の味方でいたいのが母親。

結婚も、誰が止めたとしても、私だけは

応援してあげたいと思ってた」

 

彼女は、結婚を迎えることはなかったが

年頃の女の子のお母さんの

腹をくくったような愛の深さを感じるとき

いつも、あのお母さんが目に浮かぶ。