距離よりも「どう飛んだか」

2025/10/08

一昨日書いた、サンドウィッチマンの

「病院ラジオ」の続き。

ギャンブルなどの依存症の患者さんは

「365日の紙飛行機」を選んだ。

 

その人が惹かれる歌詞のか所は

思い通りにならない日は

明日がんばろう

 

確かに、いい。この言葉。

「とりあえず御飯にしよか」

と言われて、ほっとして、

気分変わった経験があるが

もう今日は考えない。明日。

のほうが、救われる気がする。

 

私は、「356日の紙飛行機」の歌詞

それまで意識したことがなかったが

ある日、ジムに行ったとき、

いっつもビートのきいたハイテンポな

BGMがかかっているのに、なぜかこの日だけ

Jポップが流れていて

365日の紙飛行機が出てきた。

 

無心で走っているだけだったが

曲の最後のほうで、急に歌詞がささって

涙が溢れた。

 

距離を競うより

どう飛んだか どこを飛んだのか

のところ。

 

あゆみちゃんや。

距離はものすごく短かったけど

どう飛んだか、は

毎日が真剣で、一生懸命だったよね。

元気だったときも、病気になってからも。

 

どこを飛んだのか・・・

 

それは私たちのところ。

私たちのいるところ以外、なかったけど

ものすごく密接に、濃く濃くいてくれた。

 

ありがとう

と思って、泣きながら走った。