「つどい」でちょっとシーンとなる時
2025/10/27お子さん亡くされたお家を訪ねると
その子がどんなに可愛がられてきて
今も変わらず愛されているかを
目の当たりにする。
先日訪ねたお宅では
等身大の人形がソファーに座っていて
子ども服を着ている。
てっきり、お嬢さんが着ていた服かと
思っていたら、後から買われていた。
生前お嬢さんが身に着けたものは
ぜんぶ大事に取ってあるらしい。
へーー、厳重な保管に驚いたが、
増えることのない遺品…
劣化させるわけにいかないわけだ。
翌日の名古屋の「つどい」で
そのことに触れたら、皆さんそれぞれ
同じことを考えていた。ただ、
大事にし過ぎて、この先どうするのか
も考えたりする。
自分の棺に入れて貰って
あの世までも持って行く!
と考える人も、入り切るわけがなく
実際どうするのか?
大事に使ってくれそうな人に
少しずつ譲るというのも一案だが
相手の重荷になってもなあ、とか。
写真を撮って、写真で残して
減らしていくことを考え始めたり。
置いたまま自分が死んでしまうと
後でぞんざいに扱われては困るし、
自分以外の家族の負担になっても…と
いろいろ考え始める。
でも、まだまだ死なないから
まだ置いておこう、となる。
そうすると、次に話題になるのが
「私は丈夫なのよねー
あんなに辛いことあっても」
と、あきれたように言い始める。
次に話題になるのが
丈夫で長生きでもいいけれど
ボケたくないよね、
あの子のこと忘れるのが一番困るから
と、いつしか生き方の話にもなる。
そうして巡ってくる話題は
あの子はどう見てるんだろね、とか
なんか手がかり欲しいよね、と
やっぱりそこに行き着く。
うん、うん、と頷き合い
しばらくシーン…
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