私の「あの日」は終わっていない
2026/01/01お正月も、元旦も、救急車は走っている。
「ありがとうございます」を胸に抱いて
洗濯物を干していたら
どんどんサイレンが近付いてきて
すぐ近くで止まった。
間もなくストレッチャーを押す隊員が
向かいの家の前に来た。
あ…
家族が角まで迎えに行っていた様子は
あの日の私とおなじ。
家の中で待っていられず
救急車に向かって走って行った。
そんな行動をとることで
助かる確率が上がるような気がして。
話を今日に戻し、
救急隊員が2人、家から出てきた。
救急車に戻ったあと
談笑する声が聞こえてきたが
隊員たちの会話だったことに驚いた。
信じられない思いだった。
平常心で仕事をするとは
こういうことだろうか…
洗濯物は干し終わり
部屋に入ったが
ドキドキは高まるばかりだった。
何に対して笑ったのだろう。
関係のないことであっても、何にも、
わずかでも、家族は見ていなくても
やめてほしい。
そんなことしないでほしい。
私のあの時は
まだ終わってない…
他人のことまで引き寄せて
戻ってしまう。