善意の医療 8月20日
2008/08/20 先日、知り合いの産婦人科医から文字の書いてあるボールペンをもらった。
何のキャンペーンなんだろうと思い、
すぐには理解できなかったが、思い出した。
思い出すということは、忘れかけているということだ…
いっしょに添えられていた1枚の紙に次のように書いてあった。
8月20日は、福島大野病院事件で逮捕され、刑事被告人となった、産科医の加藤先生の判決の日です。
真面目に医療行為を行って、その結果が悪かったからといって、医師が逮捕され刑事処分を下されるのであれば、わたしたちはもはや医療の現場にとどまることはできません。
8月20日、この日を覚えておいてください。そしてこの日は、加藤先生の無罪を祈って、
「我々は福島大野病院事件で逮捕された産婦人科医の無罪を信じ支援します」
と書かれた、このボールペンを使って仕事をしてください。
患者さんの病気と戦うという、この素晴らしい仕事を。
中略
医療という善意を罰することはできません。
医療という善意が信じてもらえることを、わたしたち皆で信じましょう。
あゆみは1才を迎えたとき、亡くなってしまったけれど、
流産しかけたことと、早産しかけたことがあり、2度産婦人科医に助けてもらった。
その後、私は子宮がんになり、手術や治療をしてくれたのも産婦人科医であるけれど、
診察とは無関係に、会話のなかで異変を察知してくれたのは、友人の産婦人科医。
この人の直感が働かなければ、私はもうここにいなかったと思う。
子どもの命も、自分の命も、産婦人科医に救ってもらっているので
産婦人科医のしごとは尊い善意と信奉している一人です。
追記
私は大野事件に限った内実はほとんど理解していないのですが、
後日知ったことです。