姑あっぱれ86歳!

2009/05/07

連休中、姑の誕生日会があった。
プレゼントは、迷った末に帽子にした。
おしゃれで(私には似合わないような)可愛い感じのもの。
日傘はもう使えないと思ったから・・・
姑は、急に腰がかがんだため、両手で買い物用のバギーを押している。

86歳になった。
嫁・姑の確執は、最初からあって、今もあると思う。
姑と私との、切っても切れない関係の始まりは、
姑が私の実家に登場した日にさかのぼる。

プロポーズってものを、されたのか、どうなのか、定かではない平成3年1月4日、
お正月三が日があけるのを待って、
姑はダンナを引き連れてやって来た。

その日のうちに結納の日取りを決め、
式は6月中に、というところまでを決めて帰っていった。
おそらくダンナのペースでいったなら、
この結婚はなかったような気がする・・・。
さすが姑!
この日から、私は「よめ」という異名を持った。

婚約指輪は、姑が購入。
結婚式をするホテルとの打ち合わせは、姑が担当。
ダイキが生まれてからは、お宮参り、食べ初めと、さまざまな行事を切り盛りし、
そんなの、どうってことなかったけれど、
あゆみが亡くなったとき、二人の間に埋められない溝が・・・。
坂下家の歴史に残る、仏壇事件だ。

私が、「こんな暗いところに、入れたくない」と言った一言が
姑の怒りに触れてしまった。
このお仏壇は、ダンナが小学3年生のときに亡くなったお父さんが入っていて、
生活を切り詰めて姑が購入した、血と汗の結晶ともいえるお仏壇。
私は、その苦労や、ご先祖の存在を否定したつもりはないけれど、
そしたら、何が気に入らないの?のところが、姑には通じない。
私も説明がつかない。

何が気に入らないか、というと、
あゆみがいないことが気に入らない。
あゆみが帰って来ること以外、何にも要らないわけ。
とにかく、扱いが難しかったなー、私。
難しい自分というのは、今もまだ少し、私のなかに残しているのかもしれない。

姑の86年間の歴史は、次回へとつづく。