元旦なのに思いっきり涙

2012/01/01

きょうは元旦。
毎年、夫の実家で一族が集まる年中行事が
今年は、義姉の家で行われた。

義姉とは、普段ほとんどお付き合いがなく
互いに遠慮しあう、ある意味冷めた関係なのだけれど
かつて義姉は、
あゆみをとても可愛がり
死を深く悲しんでくれた。

きょう、ずっと客間にいて、
ちょっと手伝わないと!とキッチンに行くと
手前のリビングで、あゆみの写真が目に飛び込んだ。
無造作に置かれているのではなく、その居ずまいから
普段から大事に扱われ、関わってもらっていることが見てとれた。

お正月で、みんな盛り上がっているのに
私だけ涙してたら、へんだから
しばらく窓のほうを向いて、立っていた。
そうすると、いくらでも涙が出てきて
キッチンにも行けず、部屋にも戻れなくなった。

あゆみのこと、生きていた間に可愛がってくれた人や、
死んだとき、一緒に悲しんでくれた人は、
今も私には、格別の思いがあるのだけれど、
死んでからも、なお、大事に思い続けてくれている人といえば
格別の上だから、「別格」と言えよう。

嫁―小姑という、むずかしい関係を招きかねない相手と
こうして円満に繋いでくれるのが、あゆみなのだと思うと
あの子の存在は、今も、これからも、やっぱり大きい。