校長先生以外に該当者なく

2016/09/23

ダンナと車で走っていたら
喪服のお通夜帰りの人を、たくさん見かけた。

  こんなに大勢弔問に来られるお葬式が
  やっぱり今もあるんやねえ

と、つぶやいたところで気づいた。
どの人も若い。
みんな子どもを連れている。
しかも小さい。小学校低学年くらい。

  この世代の人が亡くなったのかなあ。
  あっ違う。それだと子どもを連れて来ないでしょう。
  どの人も子どもを連れているということは・・
  担任の先生かもしれないね。

私のひとり言にダンナがぽつりと
「子どもかも…」

ドキッとした。
普通なら、それはないんじゃない?
という会話になるのかな。

  子どもなのかもしれない
  だからみんなお別れに来てるんだ

そう私が思い始めたとき
またダンナがぽつり。

「違うわ。
どの子も泣いてないから。
担任の先生でも、友だちでもないわ。
校長先生」

「ああ」
正解かのように同意した。

そういうことにしよう。させてもらおう。
すんませんけど
年の順てきに。