ドラマを見ながら独り突っ込み
2017/12/06 きょうドラマを見ていて、思った。
こういうストーリー(脚本)を見て、世間が影響を受けるのか?
世間の傾向が、そうだから、ストーリーも合わせているのか?
2本見て、2本とも思った。
1つめのドラマでは
一人息子の命を過失運転で奪ったうえに、反省が見られない犯人を
憎み続ける妻に対し、夫が、
「いつまでも恨むのはやめよう。もう太郎のことは忘れよう」
なんてこと、実際のところ、言う?
ない。ない。あり得ないだろう。
人を恨むだけの生き方に対し、別の考えを言う、ということは
あるかもしれない。けれどもその方法として、
だから息子を忘れよう という発想は、
想像もつかないし、必要もない。
遺族はみんな、
亡くなった大切な人を、自分の人生から切り離したりせずに
生き方を模索し続けている。
2つ目のドラマでは
お母さんを亡くした少女が、化粧品売り場で、
口紅を見てお母さんを思い、万引きをしてしまう。
女性警察官が、「亡くなったお母さんのことを想っていたのね?」
ここまではよかった。
「お父さんがいるじゃない」
お父さんが悲しむよ、と言ったのではなく、
お母さんはいなくても、お父さんがいるじゃない
と言う、意味がわからない。
お父さんは、お父さん。
お母さんは、お母さん。
だよね?
脚本が先か?世間が先か?
もしかしたら、
世間は、そこまでバカじゃないのに、
あの程度の脚本しか書けない作家が、多いのかもしれない。