家の中にあゆみの気配

2019/07/11

日記読んでますよー と言ってもらったら、うれしくなって

更新に励んでいるものの、平凡な暮らしの私には

そうそう新しいことは訪れない・・・

 

平凡ではない路線を行き始めた「俳優」の兄の場合、

きっと、毎日、新しいことが目まぐるしいに違いない。

そんな兄の、日常の一端を私も味わった。

 

きょうは兄が、お仲間?を引き連れてやってきた。

床の間のある和室が必要とかで。

私は朝から仕事だっただめ、事の始まりは見ておらず、

帰ってきたら、見知らぬ車が止まっていた。

玄関開けたら、くつがいっっぱい。

1階を覗くと、ライトが煌々とたかれ、まさにロケ。

 

大事な物はしまっておいて、と頼まれていたので

見えている物は何でも使っていいよ、と言っておいた。

そしたら、そこに目にした物に、涙こみあげる。

 

母が使っていた物干し台。

あーー

畳んでしまってから、何年になるだろう。

もう壁の一部のようになっていた。

 

生活感を出しているんだな。

洗濯物をいっぱい干しているテイ。

母も、雨の日にはこうやってた。

 

ふわふわした気持ちで、そーっと自分の部屋に入っていく。

ロケ現場の声が、かすかに聞こえてきて

つい聞き耳を立ててしまう。

 

とその時、

「ハーイ!」という女の子の声に続いて

トントントンと階段を駆け下りていく足音。

 

私、固まる。

大きくなったあゆみ・・・?

なわけ、ないのに。