医療機器の日進月歩

2019/08/15

血栓の予防対策は、よほど大事なのだろう。
手術のあと、翌朝まで専用の器具を着けてもらっていた。
足首からふくらはぎまで、手で揉むように揉み上げてくれる。

婦人科での手術からは10年以上が過ぎ、医療機器が様変わりしている。
着用する弾性(ぎゅっと締める)ソックスは同じ製品だったが、当時は器具は着けなかった。

変化で一番驚いたのは、残尿チェック。
全身麻酔中に、おしっこの管を入れてもらう。
入れるときは物体状態だから我関せずだが、抜いてもらうときには気が引ける。

もっと気が引けるのが、
「最初にトイレに行ったあと声かけてくださいね、残尿を調べますので」と言われていたこと。

あー またか。
尿道にカテーテルを通して、出る量を測るのだとばかり思っていた。

でトイレのあと、
えっ、アレ病室でする?!
さすがに抵抗を感じる。
婦人科では専用の密室があったので。

またパンツ脱ぐと思いきや、
ちよっと下げて、お腹に何か当てて、ピッ。
「終わりました。ゼロですね」

なに?なに?今の。
どんなモノだったのか、見るひまもなかった。
びっくり。

看護師さんにとっても手間が省けるし、患者にかかるストレスもない。
すごい。深イイ。