私が知っている一番元気な人

2019/10/01

毎週、必ず、決まった時間に、ピンポーン

と訪ねてきてくれる人がいる。

それは、ヤクルトさん。

 

最初、試供品をもらうの、ためらったが

(もらって、継続しないの、あつかましい気がし)

小さい頃にも配達してもらっていたので、懐かしく、もらった。

 

それから、何度か断りそうになるも、

その配達の女性が、あまりに一生懸命なので、もうちょっと、もうちょっと、

と思って1年が過ぎた。

一生懸命が、売ることにではなく、商品の価値を知ってもらうためで

もはや、信者と言えるかもしれない。

私はまだ入信まではしていないが、かなり感化されているヒト。

実は、冷蔵庫によくたまるのだけれど。

 

留守するときは、預かっている箱を出しておくと

ヤクルトと、保冷剤と、お手紙が入っている。

このお手紙、炎天下で、自転車の上で書いてくれているのだ。

「お手紙はいいですよ」と言おうと思うが、書くのが苦にならないようで

要らない、を言うよりも、できるだけ居るようにしている。

 

とにかく、会うと気持ちがいい。

「はーい」と言うと、外から聞こえる大きな声で「ヤクルトです!」

玄関開けると、満面の笑顔。

いい仕事って、

している人が「いい」と思っているから、そう見えるんだな。

つまらない仕事とは、

している人が「つまらない」と思っている仕事なんだな。