子どもにとって親の泣く姿

2020/04/05

小さい子どもがいれば、親がどんな状況でも

お構いなしに、さまざまな要求が向かってくる。

そうやって、気力が引っ張り出され、時間も押し出され。

 

では、ある程度大きい子から、親に要求されることに

「もう泣かないでほしい」という話を聞く。

子どもの前では泣けないお母さんの話に、

それは、きついなあ、と思った。

 

無理しなくてもいい、と考えてくれている子、

感情を共有することを望む子、

「泣いたらいや」と言える子、思っていても言えない子、

いろんなタイプの子どもがいる。

 

あるとき、幼い頃にお父さんを亡くした男性に尋ねた。

「子どもの頃、お母さんの泣いている姿、見るのいやだった?」

「いやだった」と即答だから、ちょっと驚いた。

彼は、グリーフケアを職業としている人だから。

 

現在は、もちろんグリーフに対し十分な理解があるが

子どもの頃は、そうだったらしい。

子どもだから。

 

「ひどいよね」と苦笑いしていた。

お母さん、がんばったなー