泣いてくれる人と一緒に泣ける人

2020/10/11

きょうも、専門職だからできることがあり

体験者だからできることがある、と話し、

合わせて「その他の人」について話した。

 

その他とは、ぶっきらぼうなようだけど、

幅広いから、便宜上「その他」とさせていただく。

この人たちは、線引きなしに良くしてくれる。

沢山の時間を費やしてくれる。

何度でも来てくれる。

一緒に涙を流してくれる。

 

一緒に涙すること

これは体験者同士もよくしている光景だが、

体験者と「その他」の人の泣き方が、違う点がある。

体験者は、相手の話から相手のお子さんのことが理解できると、

そこに自分の子どもも表れ出て、二人の子供に涙していたり、

相手は相手の子に、自分は自分の子に、共に涙することもある。

わかり合え、分かち合える、特別な関係で

かけがえのない時と言えるだろう。

 

一方「その他」の人たちは、

相手のお子さんにだけ心を寄せて泣いていることが多い。

親も、私の子のことで涙を流してくれて嬉しい、有り難いと思うだろう。

 

つまり、どちらにも利点があり、

どちらもかけがえのない時をもたらす

かけがえのない人だと感じる。