離婚を決めたひとこと

2020/12/09

お子さんを突然亡くされたお母さんが家に来てくださって

とってもいいお話を聴かせていただいた後、

うちは正反対じゃん、と

むかつくことを思い出し

思い出したから話したら、ヒドイ!と怒ってくれた。

 

あゆみが亡くなったとき、ダンナがぽつり言ったこと。

「病院に連れて行ってくれててよかった」

(これは前半で、問題は後半の言葉)

 

あゆみは、風邪の症状から夜中に急変し、亡くなった。

その日の朝、ダンナは出勤するときに

「きょう病院に連れて行って」と言った。

私、ちょっと風邪気味なだけで??

と思ったが、連れて行っていた。

当然、診断は「風邪でしょう」だった。

 

そして、思いもよらないことになって、亡くなった直後に

先ほどの後半の言葉

「連れて行ってと言ってたのに、連れて行ってなかったら

俺、許せなかったと思う」

 

「って言われてん。む!か!つ!く!」

きょう急に思い出して、言って

「それヒドイ」と怒ってもらい

まあ収まるのだけど、今となっては。

 

当時は、「あ、わたし、別れるな」

と思ったんだ。

このことダンナは知らない。

 

夫婦って、苦労つづきでも、別れない時は別れない。

でも、ある瞬間に

すべて崩れてしまい

修復が効かなくなることって、あるように思う。

(つづく)