かかりつけの先生は温かい人がいい

2020/12/24

お子さんを亡くされたお母さんと話しているとき

いいことも思い出すが

悲しかったことも思い出した。

 

私の言う「悲しい」は、

言うまでもないあゆみの死じたいでなく、

関連して起きたこと。

 

お話しした方は、お子さんが亡くなったあと、すぐに

かかりつけの先生が、お子さんに会いに来てくれた。

もの言わぬ子に、語りかけてくれたという。

それは嬉しかったと思う。

 

私の場合、正反対だった。

亡くなったあと、かかりつけの先生は、

私とも、あゆみとも、

接触してはくれなかった。

 

亡くなってすぐ、私はクリニックに電話した。

「きょう予防接種の予約をしている坂下あゆみですが、

あゆみ、亡くなったんです」

まで話したとき、電話の相手が言ったのは、

「キャンセルですね、わかりました」

 

私、あっけにとられたように、無言になったと思う。

そしたら電話は切れてしまった。

 

電話は諦めて、先生に手紙を書いた。

キャンセルだけでなく、先生にお礼も言いたかった

と書いたので、先生から電話がかかって来ること

期待したりしたのだけれど、かけてきたのは、

電話を切った女性だった。

 

「先日はすみませんでした」

え、あ、はい、それで?

「ご愁傷様でした」

 

で切れてしまった。

えーーーーーーー

先生は・・・

 

先日から書いている「あゆみにまつわること」どころか

あゆみを直に知る、特別な関わりがあった人

という思いは、こっち側だけだった・・・

 

このことは、あゆみが亡くなったあと

かなり悲しい気持ちになった。