「わかってくれる人」になら話せる

2021/01/28

お子さんを亡くされた方と電話でお話しした。

私は、このかたとの会話では

あることに触れないようにしてきた。

以前、そのことは、「向き合うのがつらすぎて」

と聞いていたからだ。

 

だから今日も、触れないつもりだったが

「大丈夫」と言ってもらった。

 

なぜなのか?

これは、私に限らず、「わかってくれる人」

という前提があると言う。

 

「わかってくれる」は、とても大事な条件だ。

まず挙げられるのが、同じ体験をしている人。

同じ体験をしているから「わかる」という意。

 

では「同じ体験」が前提なのだろうか?

同じ体験をしている人とはめったに出会えない。

じゃあ、めったに話せないことになる。

 

同じ体験をしていない人の中にも

わかってくれる人は、きっといる。

体験者から教えてもらわなければ、わからないから

真摯な態度で、教えてもらおうとする人。

 

そのとき

話を遮らないように最後まで聴いてくれる

聴いた話に否定的でない

求めてもいない意見や助言もしてこない

 

もっと、いろいろあるかもしれないが

最後に

教えてもらったことに、感謝できること。

 

私は、同じように子どもを亡くした体験者だけれど

同じ体験をした人の話を聴かせてもらったとき

とても感謝をする。

教えてくれて、本当にありがとう。