昔の戸籍に子を亡くした昔の母たちを思う
2021/01/27姑が亡くなって、1年が過ぎたが
未だに相続関連の手続きが続いていて、
きょう珍しいものを見た。
これが原戸籍?
姑の、親の親あたりから、そのきょうだい、配偶者と、
何ページにも亘り名前や生年月日など記されている。
手書きで、昔の文字なので、よく読めない。
これが煩雑だからと、10年ほど前に
戸籍が改正されて、改正前に亡くなった子どもは
存在がすっかり消えてしまったので
戸籍上、生まれてこなかったも同然のよう・・・
と、子どもを亡くした親たちの悲しみを深めたのだった。
しみじみとページをめくっていき
この名前、何と読むのだろう?
うそ!
名前じゃなかった。
書いてあったのは、「無名児」
生まれてすぐに亡くなったのだろうけれど
今なら、到底考えられないこと。
名前はつけていたのかもしれないけれど
届けてあげたらよかったのにな・・・
そういう時代に生きた母たちは
ひとり亡くなった子を想って、
ひとり涙したのだろう。
きっと、今も昔も、親の思いは同じだとおもう。