こんなに所得が低くても生活できてる

2021/01/29

市役所に、所得証明というのをもらいに行った。

用途は、兄が市営住宅に転居するため ←理由は12/14に書いた

私が保証人になることになったが

この所得で保証人?なれるん?

 

こういう証明、初めてもらいに行って

表示されている金額にガク然とする。

働く女性の半分? 三分の一か??

しかも、自分では毎日のように働いているつもりで

所得が伴うものが、めったにないということ。

 

そんな私が、のんきに暮らしていられるのは

父が建てた家で暮らし、父の貯金が懐に入ったから~

 

父のこと、晩年は感謝も尊敬もするようになったが

ずっと仲良くなかった・・・

父は、できる子が好きだったから。

満点とれたら褒める。

98点だったら、何で1つを間違ったのか、聞く。

 

できる兄でさえ、そんな父に嫌気をさして出て行き

できないほうの私が、仕方なく戻ってきて

ずるい、ずるい、と思っていたけれど

ずっとあとで気づいた。

 

きっかけは、母が認知症になったこと。

はじめのうちは、「できない」母に、きつく言っていた。

そういう言い方が、すごくいやで

私は父とけんかばっかりしていた。

 

父の考え方が変わったことに気付いたのは

「生きていてほしい」と母に言ったとき。

 

父の世話も、家事も、できなくなった母

普通のことも、何にもできなくなった母に

生きていてくれるだけでいい、と

心の底から願うようになった父に

私は、不思議なくらい一瞬で和解ができ

私たちにも、子ども時代にそうあってほしかった

と思ったが、過ぎたことは、思っても仕方ない。

 

これから穏やかに一緒に暮らしていこう

と思った矢先、母が亡くなり、父も急死。

父は、もともと、本当は

家族が大好きだったのかもしれない。

 

私がこの家で暮らさなければならない理由は

もうなくなったのだけれど、たぶん一生、

父が建てた家で暮らしていくと思う。