いい仕事をする人とばかり出会う業界

2021/02/04

「スキーブーツ」のその後のこと。

痛くて履けなくなったブーツは、専門店で買っていたが

遠いので、近所の別の店に行ったことを昨日書いた。

 

その後、履けなくなった左足だけを、ぶら下げて

買った店に行った。「ココが痛くなった」と見せるため。

そして、買おうと思う商品は、同じことにならないよう

相談をするため。

 

そしたら店員さん、持って行ったブーツを手に取り

クッション材のようなものを切って張り付けてくれた。

どう?と言われ、「まだ痛い」と言うと

こんどは機械で削り始めた。

どう?と言われ、「わ、痛くない!」

 

ここまでで1時間・・・

またこの店でも、時間と手間だけ吸い取って

何も買わない客になるのか?

 

私は買い替えるために来たことを何度も言ったけど

店員さんは、古いブーツを調整することばかり考え

とうとう商品は持ってこなかった。

 

この業界の人は、どうなってるんだ?

スキーが好きすぎることは、間違いない。

以前売った商品に責任をもってくれていることも

よくわかった。

 

でも、もう強引に言った。

「きょうは買います!(売ってください!)」

「直してもらったブーツも大事にしますので」

 

ようやく1つ持ってきてくれたのが、とても良く

足の形に合わせたり、膝の歪みに合わせたり

温めて形を矯正できるから、びっくり。

 

こんなすごいのあるのに、店員さんの本音は

今あるものを大事にしてくれたら

と思っていたようで、

けっこう高い商品売れたのに、

そんなにニコニコ顔ではなかった。

「痛くない!」と言ったときのほうが嬉しそうだった。

 

こういう「いい仕事している人」と出会うと

心が洗われるような気になる。

誠実で、客(相手)思いで。

私はモノを売る仕事ではないけれど

仕事をする上で見習わなければならないことばかり。