引っ越しを決めた直接のきっかけ

2021/03/20

私が一番頑張れなかったことは

あゆみが亡くなったあと、

そこに住み続けることができなかったことだな。

家を売り飛ばして、逃げだした。

 

よく、上の子(下の子)がいるから

引きこもるわけにはいかず、

と、お母さんたち、よく頑張ってる。

 

私は、ダイキがいることで

引きこもれないことが、苦痛で

たまらなかった。

 

お迎え、行事、習い事、公園

どこにも、あゆみと一緒に育った子がいて、

歩くようになり、喋るようになり、

いろんなことができるようになって

成長していく姿を

毎日毎日毎日毎日、見て

あゆみだけいなくなったことに耐え、、、

 

平気な顔してたらいいってわけじゃなく、

親は群れないとならない。

その子たちを、共に愛でるのがマナー。

上手にできるようになったねー

すごいねーって。

 

あるとき、

あゆみと同時期に生まれた女の子と、

久しぶりに公園で会って、

これは本当に、自然に、大きくなったね!

と顔をのぞきこんだ。

そしたら、いやな顔でプイと横向かれ、

お母さんにしがみつかれた、その時

私の中で、プツンと切れたものがあったように思う。

 

忘れられてしまっていた、だけのこと。

分かってる。

だってよその子なんだから。

そう、私の子ではない、と思った瞬間

あゆみがいないーーー

 

私のこと、忘れるはずのない

満面の笑みで、必ず両手を仰いでくれる

私のあゆみは、いないーーー

 

人前で号泣せず乗り切ったぶん、

家に帰ったら何してもいい気がして

泣きながらダンナに言った。

私、もう、ここに住んでいられない。

 

え?そんなことで?

みたいな顔されたけど、

何なら頑張れる、何は頑張れないは、

人によって違うんだ。