先生の愛想が良すぎて外来混みすぎ

2021/05/06

定期的に検査が必要な整形外科を受診する日が

「コロナ」の影響で行けなくなったため

電話したら

検査日の変更は、先生に会わなければできないそうで

先生に会うための予約を入れてもらう。

 

「検査の日を変えてください」

と先生に言う1分間のために、延々と待った。

私の都合なんだから仕方ない。(コロナのせいだけど)

 

相変わらず先生は、きょうも機嫌がいい。

機嫌よくない顔を、見たことがない。

こんなに混んでいるというのに。

 

この愛想の良さで、待ち時間が長いのだ。

私の順番が、あと数人になっても

前の前の前の人が、なかなか出て来ず

前の前の人も、なかなかで、

前の人も長かった。

先生、いくらでも話を聞いてくれている。

 

前は、不機嫌そうなお医者さん、すごく嫌だったが

案外そのほうがいいかも?と思うくらいだ。

 

や~坂下さん

ど?

っていつも言ってくださる。

 

この言葉、トーン、表情、

私は大好きだが、

「きょうは予約の変更だけです」と

私のほうは不愛想に言ってしまった。

 

あ、そやったね

いつにする?いつがいい?

いつでもええよ、って

いつものノリで言われると

もう気分は持ち直すのだけれど。

 

待ちくたびれて診察室から出てきたとき

思わず噴き出した。

整形では面白いことがよく起きる。

(命はかかってないからね)

 

隣の診察室から出てきたおばあさん

ニコニコ顔なので、いい結果だったのだろう。

後から出てきた付き添いの人が、

「待ってー」と

と車いすを押して追いかけて行った。

 

以前も、看護師さんが、「杖!杖!」と

杖を忘れて行ったおじいさんを、追いかけていた。

 

患者なんて、いくら年を取っていても

お医者さんから「良くなってます」とか「もう大丈夫」

とか言ってもらったら、

急に患者じゃなくなる。

 

「病は〇〇」と言うが

骨も気からだね。