遺族会運営者たちの誠実さに戸惑った

2021/07/27

コロナ禍で、遺族と遺族会に、いろいろ支障が出ている。

たとえば

通常の「わかちあい」が実施できない遺族会が多いことと

オンラインを好まない遺族が多いこと。

方法が不得手だったり、未知の方法に対する不安から。

 

そこで、コロナ禍だけでも、いくつかの遺族会運営者で

臨時的な態勢をとろう、という運びになった。

おそらく、当会が対象とする独立以前の子どもの遺族は

含まれないと思うが、私も運営に協力する。

 

ここで戸惑いと、驚きがあった。

「小さないのち」は、参加の連絡があった方は

ほとんど、よほどの事がない限り、参加される。

よそでは、そうでもないようで、

わたし、驚くと同時に戸惑った。

 

そして提案した。

だったら、参加申し込みの期限を設けたり

キャンセルの期限を設けたり、しません?

結果は、「しません」。

 

そうかー

本来の私の考えと、同じだ。

私は、「この日、どこどこで、何時からします」

と決めたら、もし参加者が私一人でも、行って待つ

という考えでやってきた。

 

だから、そういう方向性に異存はないし

むしろ好きなのだけれど

ただ正直なところ、

そういう真摯でひたむきな姿勢は、

「小さないのち」の会員さんと、子どもを亡くした親御さん

にだけ向けるので、私自身はいいような気がしていて

だって、人には体力というものがある。

限られた時間も、ある。

 

少し考えたが、

期間限定であることが大きく

協力態勢があることが強み、と考え

同じ思いに立つことにした。