生まれたら「いる」ことになってしまう

2021/10/29

昨日は、日帰り手術もどきの日記を書いたが

本格的に入院・手術をされた方とお話しし

「ああ、やっぱり」と思った。

 

私たちの間では、亡くなった子どものことを

言うタイプと、あえて言わないタイプの親がいて

「言わない」人は、言う必要のないところでは言わない。

つまり、やすやすとは言わない、という意味。

 

で、手術前に病院では

出産経験や回数を問診されることが、よくある。

それ、必要?と思うが

たぶん必要じゃない。関係のない手術だから。

 

関係ないのに、聞くだけ聞いておく感じで尋ねられると

ポイと言うみたいな感じになる違和感・・・

だから、必要のないところで言わない

という棲み分けができてくる。

 

また、ありのまま答えると

その生まれた子どもは「いる」ことになってしまい

手術の日は、お子さんに付き添ってもらえますか?

と言われることも、ある。

 

ここで「その子は亡くなりました」

と言う運びとなるが

聞くだけ聞いた人のほうも

「あ」。

 

亡くなった子のことは

話さなくていい相手

話しておくほうがいい相手

話したい相手

の使い分けが上手くなるといいわけだな。

 

とりわけ大事なのは

「話したい相手」

話したいだけ話せる人が、一人でもいれば

いい。