子どもが親のこと好きだと言っても
2022/02/28ドラマ「ミステリという勿れ」、録画で前回分を見た。
この回は、とっても怖かったが
最後のほうで、やっぱり整君は、いいこと言ってくれた。
親から虐待されている子たちが出てきて
1人の子は、病院に入院している。
母親と、その愛人に、苦しめられてきたが
その子が施設に保護されたあと
2人の刑事と、整君が、こんな会話をする。
女性刑事「あの子、施設に保護されました。
ずっとお母さんに会いたい、と泣いているそうです。
やっぱり、どんな目にあっても子どもって」
男性刑事「そりゃそうだろ。どんな親でも子どもは大好きだろ」
ここまで聞いて、私は、
そうなんだよなー どんな目にあっても
子どもは親が好きなんだ、と思う。
けれども整君はこう言う。
整君「それ、いい話じゃないです。
子どものその気持ちに大人はつけこむので」
そうか、そうなんだーー
「子どものその気持ち」とは、親が好きということ。
大事なのはその次の
つけこむ「大人」って、誰のこと??
おそらく警察や児童相談所だろう。
もちろん親本人もだが。
子どもが親と暮らし、家庭で育つことには
大きな意味があり、大事なことだけど
生涯消えることのない傷を、心に負う子もいる。
命を落としてしまう子もいる。
この事の重さを突いて
「つけこむ」という厳しい言葉を向けたのだろう。
けれども、整君は、こう続ける。
「でも母親も追い詰められている」
だから、整君は、冷静に中立なのだ。
つい最近の報道で
7才の男の子が母親の虐待で亡くなっており
その家では、これで4人の子どもが
亡くなってしまった・・・